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周知の通り、鎌田大地はラツィオとの契約延長交渉がまとまらず、退団が決定した。
その直後に、鎌田を来シーズンの中心選手として考えていたイゴール・トゥドール監督が辞任するなど、早くも小さくない影響が出ている。
そんななか、ラツィオの専門メディア『La Lazio siamo noi』は、「なぜカマダを引き留められなかったのか」と銘打ち、日本代表MFの加入から退団までの1年を回想。冷遇されたマウリツィオ・サッリ監督からトゥドールへの政権交代で劇的に立場が変わった点をこう伝えている。
「トゥドールがベンチに入ったことで状況は大きく改善し、カマダは技術的・戦術的メカニズムをよく理解し、多くのプレータイムを得て、大きなポジティブな影響を与えた」
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同メディアは「したがって、カマダを失うことで、ラツィオは確実にセリエAとクラブのためにすでに準備ができていて、チームのダイナミクスを理解し、技術プロジェクトの発展に貢献できるMFを失うことになる」と主張した。
「カマダは一定のパフォーマンスの継続性を見出しており、途中で遭遇した困難を超えて、時間の経過とともに確かに付加価値に変わる可能性があった」
一方で、「今年の大部分において、鎌田氏の貢献がまったく無力であったのを強調するのも当然だろう。したがって、この選手の喪失は確かに残念な結果となる可能性があるが、クラブが同様の特徴を持つ選手を見つけるのは難しくないだろう」とも綴っている。
鎌田の退団は痛手ではあるが、埋められない穴ではないとの見方だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部