陥没原因、町道でパンク相次ぐ 今年2月、同場所で3件/野辺地

 野辺地町は7日の町議会定例会で、町道の同じ場所で今年2月、陥没が原因でパンクなどの物損事故が相次いで3件起きていたと明らかにした。町は事故前後で何度も補修したが、防げなかった。事故によるけが人はいなかった。

 町によると、道路は同町中屋敷の下町・一ノ渡線で片側1車線の直線路。1件目の事故は2月8日に発生した。道路には長さ100センチ、幅70センチ、深さ14センチの陥没ができていた。

 町職員が応急的に補修したが、再び同じ大きさの陥没ができ、16日にパンク事故が起きた。27日にも事故が発生。この時は以前より大きい長さ180センチ、幅80センチ、深さ14センチの穴ができていたという。

 町が再度補修。以降は事故の報告がない。3月18日に業者がアスファルト舗装した。

 町建設水道課は「事故が発生した期間、下北縦貫道が通行止めになっていて、通常より町道を通行する大型車両が多かったのも一因とみられる」とし、「今後はこのような事故が起きないよう努める」と話した。

 3件とは別の町道でも3月に陥没による物損事故が発生。計4件の損害賠償額の合計は約28万円。町は7日の定例会で賠償金を支払い、和解したことを報告した。【全文】

© 株式会社デーリー東北新聞社