【浴室のドア・風呂釜・小物】をまとめて除菌・防カビ!ナチュラル洗剤でラクラクきれいに

浴室ドアや風呂釜、小物類の汚れは、意外と見落としがち。気づかないうちにカビが生えていたり、雑菌の温床になっていたり……。隠れた汚れや雑菌も、ナチュラル洗剤で、手間暇かけずにクリーンアップ。
ナチュラルクリーニング講師 本橋ひろえさんに聞きました。

★重曹でお風呂のカビを落とす★

浴室のドア

水がたまってカビの生えやすいドアは、アルコール水を使って汚れを落とし、除菌・防カビをします。

特に風呂場に窓がないなど、カビが生えやすい環境の場合は、毎日スプレーして対策を。

【アルコールとは?】

中性で、油をとかす作用があり、油汚れを落とすのに向いている。除菌効果もある。濃度によって「無水エタノール」と「消毒用エタノール」に分かれ、比較的安価な消毒用がおすすめ。

【アルコール水として使う】
水110mlに対し、アルコール90mlを入れ、混ぜる。容器が傷まないよう、水を先に入れること。数カ月使用可能。

①ドアにアルコール水をスプレーする。

② クロスで汚れをふき取る。

除菌・カビ対策をする場合、再度アルコール水をスプレーする。

風呂釜・小物

雑菌のたまりやすい風呂釜は小物類と一緒に定期的に掃除を。

水を張るときはシャワーなどから冷水を出すと、風呂釜内を循環する時間が長くなり、効果が高まります。

【過炭酸ナトリウムとは?】

重曹よりもアルカリ度の高い弱アルカリ性で洗浄力が高く、頑固な油汚れに有効。発泡力があり、排水口の掃除に適する他、除菌、消臭効果も。一般的に「酸素系漂白剤」の名称で出回る。

風呂釜の穴よりも上の位置まで水を張る。
小物類を入れ、過炭酸ナトリウム2カップを加えてから40度くらいに設定して追いだきをする。

排水後、再度同様に水を張り、追いだきをしてすすぐ。

※この記事は「ゆうゆう」2022年12月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※2022年12月に配信した記事を再編集しています。


監修者
ナチュラルクリーニング講師 本橋ひろえ

もとはし・ひろえ●ナチュラルクリーニング講師
北里大学卒業後、室町化学工業にて合成洗剤製造などに携わる。結婚後、改めて洗剤に興味をもち、2006年より東京を中心にナチュラルクリーニング講座を開催。著書に『ナチュラルおそうじ大全』(主婦の友社)など。

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