「思ったよりもいっぱいで大変…」特定外来生物 “オオキンケイギク” 除去作業 学生たちが地域の課題解決に取り組む 富山・射水市

生態系に大きな影響を与えるとして特定外来生物に指定されている“オオキンケイギク”の除去作業が8日、富山県射水市の河川敷で行われました。

特定外来生物「オオキンケイギク」の除去作業にあたったのは、富山県立大学で外来種問題をテーマに地域の課題解決に取り組む学生たち13人です。

「オオキンケイギク」はキク科の多年草で、5月から7月まで黄色のかれんな花を咲かせますが、北アメリカ原産で繁殖力が強く、国内の生態系に強い影響を与えるとして2006年、特定外来生物に指定され、栽培や保管、運搬が禁止されています。

この日は、富山県射水市の庄川河川敷で、近年急速に繁殖している「オオキンケイギク」を約1時間半かけての除去作業が行われました。

男子学生:「思ったよりも数がいっぱいあって、これだけの人がいても、まだ全然…。いっぱい生えているから、大変って思いました」

女子学生:「もっと地域の人と協力して、このような活動を行っていきたいと思います」

除去作業は河川を管理する国土交通省富山河川国道事務所と連絡しながら行われ、除去された「オオキンケイギク」は所定の手順によりゴミ袋に密閉され、燃えるゴミとして処理されるということです。

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