【エプソムC/穴ライズ】「前走はゲート開いた瞬間にノーチャンス、持久力勝負ならば」 前日“10人気”以下の爆穴

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第41回エプソムC(GIII、東京芝1800m)は、国際GI馬エイシンヒカリなどを輩出した出世レース。今年も秋以降の活躍が楽しみな馬が集結した。

本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、エプソムCの穴馬候補をピックアップ。ここでは「セルバーグ」を取り上げる。

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■セルバーグ

前走の新潟大賞典はゲートで躓いた上に、序盤のポジション争いで窮屈になるシーンも。3コーナー手前で大外から一気にマクり、一度は2番手まで順位を押し上げたが、直線では余力が残っておらず12着に沈んでいる。終始チグハグな競馬で、一完歩目の時点でノーチャンスだった。

昨年は年明けに条件戦を2連勝してオープン入り。7月には左回りのGIII・中京記念で、逃げ切り勝ちを収めている。それ以降は苦戦が続いたものの、2走前の小倉大賞典ではハイペースの中、逃げ粘って3着。まだまだ力の衰えはなく、自分の競馬さえ叶えば好走も十分圏内だろう。

東京芝1800mの大外枠発走は不利と言われているが、前走のように窮屈になりづらいためプラスにとらえたい。持久力勝負に持ち込めれば面白い存在で、玉砕覚悟の逃げで一発に期待。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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