三崎小6年生 オンラインで養う国際感覚 香港の同級生と楽しく交流 三浦市

画面越しに手を振り合う児童たち

三崎小学校(中山賢一校長)の6年生21人は5月20日、香港バプティスト大学付属小学校の同学年とオンラインで交流を図った。「グローバル表現科」の授業の一環で、互いの地域や文化などについて紹介し合った。

文部科学省から教育課程特例校の指定を受けた三崎小。外国語指導助手が専任となり、昨年4月から「豊かな国際感覚を身につけた児童の育成」などを目的としたカリキュラムを組んでいる。

6年生は昨年度から香港の子どもたちと年賀状や手紙を交換してきたが、実際に相手の顔を見るのはこの日が初めて。岬陽小出身で、香港在住の石橋登紀子さんがコーディネーターを務めた。

両校の児童は自己紹介をした後、住んでいるまちの特徴を説明。「大きな寺がある」「道路に電車が走っている」という香港側に対し、三崎側はマグロや海南神社、城ヶ島について取り上げた。また「的士」(タクシー)、「比卡超」(ピカチュウ)など香港の漢字の意味、日本の防災頭巾や登下校時の黄色帽子の役割を当てるクイズもあった。楽しそうに理解を深めていた鳥羽由愛さんは「香港に行ってみたくなった」とにこり。

今後は台湾の小学校とも交流予定だという。

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