がん闘病者や家族にエールを 15日八戸でチャリティー企画

多くの市民らの参加を呼び掛ける実行委のメンバー

 がん経験者やその家族らを支援し、地域全体でがんと向き合うチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2024in八戸」(実行委、日本対がん協会主催)が15日、八戸市のマチニワで開催される。6日、実行委が市内で記者会見し、「多くの方に参加してほしい」と呼び掛けた。

 リレー・フォー・ライフは1985年にアメリカの医師が24時間走り続け、アメリカ対がん協会への寄付を呼び掛けたのが始まり。活動は全世界へ広がっており、八戸でも2012年に初開催。今回が9回目の実施となる。

 昨年は16団体、516人が来場。募金や協賛金などによる寄付額は98万4606円に上った。

 当日は、がん闘病中の人へエールを送るため、中心街を歩き続ける「ウォークリレー」のほか、がんで亡くなった人をしのぶ「ルミナリエ」の点灯、地元出演者によるステージ企画やがん啓発講演などを行う。リレーは7時間にわたって実施するが、出入り自由で当日の飛び入り参加も可能。

 小渡章好実行委員長は「がんへの正しい理解は不足している部分があり、まだまだ活動が必要。中心街で開催しているので、多くの人に立ち寄ってほしい」と話していた。

 正午から午後7時半まで。参加費(協力金)1000円(がん患者、大学生以下は無料)。問い合わせは事務局=090(9637)0950=へ。【全文】

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