【RIZIN】1R・TKO勝ちで復活の宇佐美正パトリック 絶好調の裏に「水抜きなし」の減量

徳留一樹に勝利した宇佐美正パトリック【写真:山口比佐夫】

1年ぶりのMMA戦は試合以上に大きな収穫

格闘技イベント「RIZIN.47」(9日、東京・代々木第一体育館/ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)第1試合、RIZIN MMAルール ライト級(71キロ)5分×3R

第1試合では宇佐美正パトリック(24=Battle-Box)が徳留一樹(37=パラエストラ八王子)に1R・TKO勝ちを収めた。試合後、コンディションが良かった理由について明かした。

宇佐美は昨年4月のキム・ギョンピョ戦での一本負け以来、約1年ぶりのMMA戦。昨年キックボクシングに挑戦するも判定負けを喫した。眠れない夜もあった。

「去年、1年間、長い1年で1勝もなかった。MMAで負けて、キックで負けて……。今回いろんな面で問われるプレッシャーを感じる部分も多かった。毎日眠れませんでした。夢を見てもないのに、アラームをかけてもないのに3時とか4時に目が覚めるんですよ。そこから寝れない。本当に格闘技やってる意味があるのかなと思っている時期もありました」

そんな心が乱れている宇佐美を支えたのは師であるストラッサー起一らだ。今回は水抜きせずに挑んだという。現在、相手よりひと回り大きな体で戦うため、水抜きをするのが主流だが今後も水抜きをしない戦い方は変えないつもりだ。

「計量前日の会見でもうアンダーしていました。今後も水抜きなしでやろうと思っています。今回は体の調子が良かった。体にストレスがない状況でした。これでいこうと思っています」

1年ぶりのMMA戦は試合以上に大きな収穫があった。「支えてくれるみんなに恩返しできたことに一安心」と笑顔になる。最後は報道陣に一礼して会見場を後にした。ENCOUNT編集部

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