【RIZIN】公務員ファイター・徳留一樹、無給でも戦う動機は“格闘技の熱”「ファンが一人でも増えてくれれば」

宇佐美正パトリックに敗北を喫した徳留一樹(右)【写真:山口比佐夫】

モチベーションは格闘技ファンの存在

格闘技イベント「RIZIN.47」(9日、東京・代々木第一体育館/ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)第1試合、RIZIN MMAルール ライト級(71キロ)5分×3R

第1試合では宇佐美正パトリック(24=Battle-Box)が徳留一樹(37=パラエストラ八王子)に1R・TKO勝ちを収めた。試合後、会見場に現れた徳留は現在の心境を明かした。

徳留は「調子は本当に良かった。3Rやるつもりで戦っていた」と悔しさをにじませつつ、「楽しかった。これが本当に大好きなんだなと再確認できた」と充実感のある表情で試合を振り返った。

普段は八王子市役所資源循環部に勤務。公務員との二刀流を実現するファイターとして知られている。今回の試合も無給で出場するなど、厳しい環境下でトレーニングを続ける徳留のモチベーションとなっているのが格闘技ファンの存在だ。

「会場で見ている人や、ネットで見ている人は自分と気持ちが一緒で(格闘技を)やっているかやっていないかに関係なく、格闘技が最高だから見に来ている。格闘技は熱がすごいし、そのようなファンが一人でも増えてくれればと思ってやっている」

試合後には自身の子どもから「どんまい」と、一言声をかけられたことも明かした。今月11日からは八王子市役所への通常勤務に戻るが、その目線はすでに格闘家としての次なる戦いの場を強く見据えていた。ENCOUNT編集部

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