福島第一原発デブリ取り出しに向けた初の住民説明会 「机上の空論」厳しい意見も

福島第一原発の溶け落ちた核燃料=燃料デブリの取り出しに向けた初めての住民説明会が9日、福島県田村市で行われました。

福島第一原発には、溶け落ちた核燃料=燃料デブリが約880トンあるとされていて早ければ今年8月から試験的な取り出しを始める予定です。

田村市では9日、国の専門家機関による初めての説明会が開かれ、約20人が参加しました。

説明会では、検討が進められている空気中で作業する「気中工法」と充填剤で固めて掘削する方法を組み合わせた案などが説明されました。

参加者「何も進んでいないということが分かった。結局まだ机上の空論。」

原子力損害賠償・廃炉等支援機構 更田豊志上席技監「技術者同士で話をしているとこういった会話にはならない。そういった意味でああいった声が聞けたことは非常に良かったと思う。」

説明会は、今後、原発事故の被災自治体などで行われます。



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