津田美歩さん 全国Ⅴの力で夏へ 市長表敬で結果報告 川崎市中原区

市長に報告し、メダルを手にほほえむ津田さん(右)

中学女子ソフトボールで県代表として、春の全国大会優勝に貢献した西中原中学3年の津田美歩さんが、今月から始まる県予選に向けて日々練習に打ち込んでいる。

西中原中のソフトボール部に所属する津田さん。部内では試合の厳しい局面でもメンバーを鼓舞し、部員を牽引している。足の速さも持ち味で県代表として出場した大会では、1・2回戦と決勝で代走として活躍。

次の大会を見据え平日は1日3時間、週4日練習。休日にも練習や試合があり、多忙な学生生活を送る。それでも「練習を重ねて部員が強くなり、部内の目標がどんどん高くなっているのは楽しい」と目を輝かせる。今後は「憧れの先輩のような選手になり、県ベスト4が目標」と笑顔で語る。

きっかけは弟が打ち込んでいた野球。父と弟が野球をしていたのを見て、津田さんも小学5年生から始めた。部活動が盛んな学校に入りたいと日々練習を積み重ね、西中原中のソフトボール部に入部。これまで大変だったことは勉強との両立だという。

市長表敬で結果報告

全国優勝を報告するため5月31日、県代表のチームメイト草地結菜さん、田村美遥さん(宮前平中)と共に市長室を訪れた津田さん。当時の状況を振り返り、津田さんは「チームの仲間と切磋琢磨し、時には支え合いながら勝つことができた」と強調。続けて「ソフトボールができるのは、家族や先生方など周囲の支えがあってこそ」と感謝を述べた。これを受けて福田市長は「市内から3人もの選手が選ばれ、かつ素晴らしい結果を残してくれて誇りに思っている」と労いの言葉を送った。

練習に励む津田美歩さん

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