4月1日に登戸駅長に重田哲史さん(48)が着任した。「地域から親しまれ、愛着を持ってもらえる駅にしていきたい」と意気込みを語る。
同駅駅長は小田急線の登戸駅から百合ヶ丘駅間の5駅を管轄している。
子どもの頃から大の乗り物好き。高校への通学で使っていた小田急線は身近な存在だった。1994年入社。人身事故などの発生時、円滑に通常ダイヤに戻す対応に約20年間携わってきた。「お客様のために。安全に早く」。その一心で仕事にまい進した。
40歳で本社へ。駅の出入口の案内表示や時刻表などの設置の統括を担った。利用者目線に立ち、分かりやすさにこだわった。駅を歩き「どうしたら見やすいか」など、工夫を凝らした。
このときに登戸駅の「ドラえもん」の装飾にも携わった。「ランドマークとして、地域活性化になれば」。そんな思いだった。
「思い入れの深い駅に着任できたことをうれしく思う」。新しいチャレンジのためにも、チーム力を重視する。駅員との対話を欠かさず、相談し合える環境作りに情熱を傾けていく。