サボテンの花鮮やかに 波佐見・平尾さん方 長崎

石垣に垂れ下がったサボテン=波佐見町

 長崎県東彼波佐見町宿郷の平尾征男さん(86)方の石垣にへばりつくように垂れ下がっているサボテンが鮮やかなオレンジの花を咲かせ、通行人の目を引いている。15日ごろまで楽しめそう。
 40年ほど前、玄関先に置いていたサボテンの鉢植えが大きくなり、庭の片隅に植え替えた。すると、サボテンはブロック塀を乗り越え、隣の水田と接する石垣に沿って成長。現在、高さ約4メートル、幅2メートル。
 品種は「分からない」と言う平尾さん。石垣が南西の方角を向いていることから「日当たりがよいので、ここまで伸びたのでは」と分析。近くにある町役場の職員や近所の人からも「きれい」と好評で、気持ち良く見てもらおうと、開花に合わせ、周辺の草刈りをしたという。「見た人が喜ぶ姿を見るのがうれしい」と話している。

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