笠岡沖の瀬戸内海で座礁し沈没した水産庁の漁業取締船の引き上げ作業 船体が海面に浮上【岡山】

先月(5月)、岡山県笠岡市の沖合で座礁し沈没した水産庁の漁業取締船の引き上げ作業が行われています。

笠岡市の沖合で引き揚げられているのは水産庁の漁業取締船「白鷺」で、けさ(10日)、船体の一部が海面に姿を見せました。この事故は先月(5月)21日、白鷺が北木島の西、約1.7キロメートルの地点で浅瀬に乗り上げ浸水。約13時間後に沈没したものです。

水産庁によりますと乗員14人は全員救助されましたが、事故により軽油の流出が確認されたということです。先月下旬から水産庁は白鷺の船体に残されていたオイルの抜き取りなど、引き上げに向けた作業を続けてきました。

引き上げられた白鷺は船体の破損個所の修復作業を行った上で、あす(11日)、保管場所まで運ばれ事故の原因の調査が行われる予定です。

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