「クロップやモウリーニョと同レベル」オランダ代表MF、古巣リバプールの新監督に太鼓判! 以前に思わぬ経験…イングランド揶揄も

ジョルジニオ・ヴァイナルドゥムが、母国オランダの大手メディア『AD』のインタビューに対応。古巣リバプールの新監督に就任したアルネ・スロットについて語った。

現在33歳のオランダ代表MFは、スロットが今季まで指揮を執っていたフェイエノールトでプロキャリアをスタート。以降、PSV、ニューカッスル、リバプール、パリ・サンジェルマン、ローマと活躍の場を移し、今季からはサウジアラビアのアル・イテファクでプレーしている。

各国を渡り歩くなか、昨夏にはフェイエノールトの練習に参加し、スロットの指導を受けたようだ。

ヴァイナルドゥムはその際の出来事を振り返り、同胞の指揮官を絶賛。リバプールで長期政権を築き、名門復権の立役者となったユルゲン・クロップ、行く先々でタイトルをもたらしているジョゼ・モウリーニョに引けを取らないと、太鼓判を強めに押した。

「今シーズンの初めにフェイエノールトで数日間練習し、そこでスロットの仕事ぶりを見たよ。非常にレベルが高く、本当に一流だと思った。クロップやモウリーニョと比較して、スロットは同じレベルだと言える。そう、彼は今、全く違う世界に入ってきている。それは確かだ。でも、だからといってフェイエノールトでやっていたことが、そこでできないわけじゃないだろ?」

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一方で、今夏のEUROでの活躍も期待されるベテランは、“世界最高峰”を自負するイングランドをチクリと刺す発言も。「リバプールは本当に素晴らしい後継者を連れてきたと思う。イングランドの人々がまだスロットを全然知らないのは、決して悪いことではない」と切り出し、こう揶揄した。

「僕がPSVからニューカッスルに移籍した時、僕はオランダのチャンピオンになっていたし、すでにオランダ代表やヨーロッパの大会でもプレーしていたけど、あんな目に遭うなんて思いもしなかったよ。プレミアリーグはとても大きくて、優れているから、他の国には目を向けないんだ。ヨーロッパを離れてフットボールをするようになって、僕が今経験している出来事と少し似ている。みんな気にも留めないんだ」

今はまだ知名度が低いオランダ人指揮官が、イングランドで天下を取る日を心待ちにしているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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