【RIZIN】鈴木千裕、パッキャオ同席会見の空気にいら立ち「俺が勝てると思ってない」

会見に出席した鈴木千裕【写真:ENCOUNT編集部】

パッキャオは「エキシビション」でないことを強調

現RIZINフェザー級王者の鈴木千裕(24=クロスポイント吉祥寺)とプロボクシング元6階級制覇王者マニー・パッキャオ氏(45=フィリピン)が10日、7月28日に行われる格闘技イベント「超RIZIN.3」の記者会見に出席した。

両者は格闘技イベント「RIZIN.47」のリングにサプライズ登場。「RIZINスタンディングバウト特別ルール」対戦することが電撃発表された。

この試合は68キロ契約で3分×3R、判定決着はなし。グローブは8オンスで非公式試合として行われる。パッキャオ氏はこの試合が「エキシビション」でないことを強調。「ファイトだ」と何度も強調していた。

一方の鈴木は「勝たなきゃダメじゃないですか。僕はノックアウトとRIZINを背負っているので絶対勝ちます」と意気込み。オファーが来たときは迷うことなく「やる」と即答したという。

ネット上ではダメージへの心配の声が多く上がっている。この話題への質問が榊原信行CEOに飛ぶと鈴木はカットインし声を荒げた。

「負けるていの質問やめてください。なんでやる前から負けるとかダメージの話をするんですか。僕、命をかけて勝負するんですよ。だからやられたらどうするって俺が勝てると思ってない。だから俺嫌いなんですよ。なんでやる前から負けることを考えるんですか。そういう話はしないでください」

現役のキック王者でありMMA王者でもある。この試合をやる意味についてこう明かした。

「これは普通にMMAのひとつに過ぎない。MMAはボクシングもレスリングもキックボクシングも柔術も全部ができないと成り立たない競技であって。だから格闘技人生の一部に過ぎないのである意味挑戦ですよね。僕にとってはこの歴史を築いてきた選手とできるのは本当に光栄なことでリスペクトなくてはできない戦い。だから人生の大きな挑戦であって、超えないといけない試練だと思います」

ボクシングテクニックでは大きな差がある。勝機について「僕はボクサーじゃない。MMAファイターのパンチは当てることができるので。だから僕はパッキャオ選手にMMAを学ばせます」と“らしい”発言をしていた。ENCOUNT編集部

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