松山英樹が全米オープン会場入りで4時間半の調整 星野陸也と清水大成は9Hを確認

松山英樹が会場で調整を行った(撮影:ALBA)

<全米オープン 事前情報◇10日◇パインハースト・リゾートNo.2(米ノースカロライナ州)◇7548ヤード・パー70 >

海外メジャー今季第3戦「全米オープン」は、今週13日(木)から開催される。舞台となるのは、大会を主催する全米ゴルフ協会(USGA)のいまや“お膝元”でもあるパインハースト・リゾートのNo.2。2014年大会以来10年ぶりの開催となるコースは“超難関”とも呼び声高い名門。日本勢は6人が出場する。

12年連続12回目の出場となる松山英樹は、開幕3日前の10日(月)に会場で調整をスタートさせた。午後1時半頃にコース入り。パッティンググリーンではアドレスを細かくチェックしながら、1時間半ほどを費やした。レンジではシャフトを差し替えながら打ち込み、その後はバンカーやアプローチといったショートゲームを確認。そして再びグリーンで球を転がすと、暑さがまだ残る夕方6時ころにコースを後にした。

同地で行われた14年大会は35位、ロサンゼルスCCで行われた昨年大会は32位だった。先週は10年前に米ツアー初優勝を果たした「メモリアル・トーナメント」に出場して8位フィニッシュ。今季のメジャーは「マスターズ」38位、「全米プロゴルフ選手権」35位としているが、この世界一決定戦でメジャー2勝目をつかみにいく。

気胸と呼ばれる肺の病気で約1カ月休養し、これが復帰戦となる星野陸也はアウト9ホールをプレー。17年、18年大会と大会連覇を果たしたブルックス・ケプカ(米国)と同組でコースを確認した。特に、亀の甲羅のようになっているグリーンを警戒するように、ショートゲームに時間を多く割いているようだった。

「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」からの連戦となる日本ツアー組からは、清水大成がコースに姿を見せた。8位で試合を終えると、日曜日のうちに渡米。この日の朝にノースカロライナに到着すると、午後1時からアウト9ホールを回った。これが初めての全米オープンで、初の海外メジャー。内藤雄士コーチらとともに、海外メジャーらしい難コンディションを確認した。

石川遼、金谷拓実、初出場の河本力はあす火曜日にコースに入る予定。それぞれが調整を進めていく。(文・笠井あかり)

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