「今までとは違った激甚化の災害の危険性が常にある」西日本は前線や湿った空気の影響を受けやすい予想 鳥取県情報連絡会議

梅雨入りを前に鳥取県は10日、情報連絡会議を開き、大雨や台風への備えを怠らないよう呼び掛けていくことを確認しました。

鳥取県 平井伸治知事
「今までとは違った激甚化の災害の危険性が常にあると思わなければなりません。」

鳥取県では去年、台風7号の大雨で道路や河川の損壊や集落の孤立など甚大な被害が出ました。
気象庁が発する線状降水帯の情報は、これまでは中国地方一括りで発表されていましたが、今年からはより細かく府県単位で発表されるようになりました。
また、河川などの様子は監視カメラの映像で確認できるようになっています。

これらを踏まえて県民に対しては、しっかり情報を確認し特別警報や緊急安全確保といった警戒レベルに応じて早めに避難すること、市町村に対しては住民に的確に情報を届け環境を整えた避難所を早めに開くこと、中国電力やNTTに対しては倒木による断線などに備え速やかに連絡や対応ができる体制を取ることを呼び掛けしました。

この夏の日本列島は海水温の関係から暖かい空気に覆われ、西日本では前線や湿った空気の影響を受けやすいと予想され、気を緩めず普段から準備しておくことが必要です。

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