バイデン氏、G7サミットへ出発 ウクライナ支援やロシア制裁など協議

[ワシントン 12日 ロイター] - バイデン米大統領は12日、13─15日に開催される主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)に出席するため、イタリアに向け出発した。今回のサミットでは、ロシアが侵攻を続けるウクライナへの支援やロシアに対する新たな制裁、ロシアを後押しする中国への圧力を強めることが焦点となる見通し。

ウクライナ情勢に加え、中東での戦争、中国との貿易不均衡問題、人工知能(AI)に絡む脅威、アフリカの開発課題などについても協議が行われる予定。

米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は11日、サミット中にロシアの戦争を支援する団体やネットワークを標的とした「効果的な」制裁と輸出規制を新たに追加するとし、「ロシアの軍事機構にかかるコストを引き続き押し上げていく」と述べた。

カービー氏によると、バイデン大統領はサミット中にウクライナのゼレンスキー大統領と再度会談し、共同記者会見を行う予定という。

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