ツール・ド・壱岐島2024 11部門417人が力走 エリートの部50キロ 熊本の木村さん制す

50キロのエリート、エキスパート男女の各部門のスタート=壱岐市郷ノ浦町、郷ノ浦大橋

 自転車のロードレース大会「ツール・ド・壱岐島2024」が9日、長崎県壱岐市内であった。417人が出走し396人が完走。日本自転車競技連盟登録選手によるエリートの部50キロは、3着まで同タイムの接戦を制した木村拓哉さん(29)=チームGINRIN熊本=が1時間20分40秒で優勝した。
 壱岐サイクルフェスティバル実行委(松本六男委員長)主催。大会名称は昨年の第35回を機に「壱岐サイクルフェスティバル」から変更した。一般道を道路規制して行われ、50キロ、30キロ、8キロの3コース11部門に県内から70人(島内17人含む)、県外は宮城県から沖縄県までの419人がエントリーした。
 3度目の出場で、過去2回は2位と惜敗していた木村さんは「最初から最後まで先頭集団を守りきれた。念願の1位優勝はうれしい。今後もディフェンディングチャンピオンとしてチャレンジしたい」と話した。
 木村さんと、エキスパート50キロ男子優勝の大嶋健太さん(26)=ほぼ元陸上部(東京都)=、同50キロ女子優勝の近藤ゆみさん(43)=バルバレーシングクラブタカオカ(福岡県)=の3人には、11月開催予定の「ツールド沖縄」の招待状が贈られた。

先頭でゴールし右手を握り締める木村さん(中央)=郷ノ浦町、大谷公園ゴール地点

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