愛南・池田牧場で「命の授業」 児童ら、いただく意味知り感謝の試食

池田牧場の子牛と触れ合う児童

 「いただきます」の本当の意味を知って―。愛媛県愛南町で黒毛和牛を育てる池田牧場(池田一成代表)が11日、一本松小学校の1年生19人を招き、畜産の現場を通じて命と食の大切さを伝えた。

 同町上大道の第2牧場を訪れた児童は、池田代表の案内で牛舎を見学。700キロを超える親牛の巨体に驚き、生まれたばかりの子牛とは体をなでて触れ合った。

 最後は全員で同牧場で生まれ育ったブランド牛「伊予牛絹の味」を試食。池田代表が「肉にも野菜にも命があって、みんなはそれを頂いて生きている。だから感謝して食べよう」と呼びかけると、児童は「いただきます」と大きな声で応え、おいしそうに焼き肉を頬張っていた。

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