「誰かの勇気につながれば」就労継続支援事業所の将来のあり方について考える「PARAメッセージフェス」【岡山】

障害のある人が働く就労継続支援事業所の将来のあり方について考えるイベントが岡山市で開かれました。

岡山市北区のルネスホールで開かれた「PARAメッセージフェス」です。県内外の福祉事業者など約200人が参加しました。

「今回の報酬改定A型の中で、やはり一番に感じたのは『きついな』と」

国が4月に行った障害福祉サービス事業所に支払う報酬の改定を踏まえ開かれたもので、障害のある人が持続的に働ける社会について意見を交換しました。

またイベントでは、障害者が制作したアート作品も展示。事業所を利用する人たちが、「いきいき」と自立して働いている現状も伝えました。

(A型事業所から一般企業に就職する男性)
「一般企業への就職にチャレンジする私の背中が、いま何かに負けそうになっている誰かの勇気につながればうれしいです」

(PARAメッセージフェス実行委員会 木庭康輔実行委員長)
「『知ることは障害をなくす』という考え方を一人でも多くの方々に知ってもらって、一緒に共生社会を実現していけたら」

参加者は、誰もが暮らしやすい「共生社会」についての理解を深めていました。

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