キーファー・ラベナが横浜ビー・コルセアーズへ移籍決定…3季在籍の滋賀レイクスに別れ

横浜ビー・コルセアーズは6月14日、キーファー・ラベナと2024-25シーズンの選手契約を締結したことを発表した。

現在30歳のラベナは、183センチ82キロのポイントガード兼シューティングガード。母国フィリピンでプロキャリアを始め、2021-22シーズンに滋賀へ加入した。2023-24レギュラーシーズンは59試合の出場で1試合平均12.4得点2.8リバウンド5.5アシスト1.1スティールを記録。「日本生命 B2 PLAYOFFS 2023-24」では7試合に先発出場し、同19.0得点3.0リバウンド5.9アシスト1.6スティールの活躍でB1復帰に導いた。

フィリピン代表としても活躍した同選手は「横浜ビー・コルセアーズでプレーできることに、とても興奮しています。これは私のキャリアの新たな一章となるでしょう。私の経験と競争心をチームにもたらすことができればと思っています。ファン・ブースターの皆さまと会ってプレーし、チャンピオンシップを目指して戦うのが楽しみです」と、横浜BCを通じてコメントした。

また、滋賀も同日、退団のリリースを発表。ラベナは感謝の言葉を送り、原毅人スポーツディレクターは移籍について説明した。

「滋賀レイクスのブースターの皆さんへ、いつも全ての試合で応援してくださりありがとうございます。この3年間、皆さんのエネルギーとサポートを感じていました。滋賀はいつまでも私のホームです。皆さんの前でプレーする機会を与えてくださり、感謝しています!レイクスのためにプレーしたことをいつまでも誇りに思います」(ラベナ)

「ラベナ選手は、フィリピンの英雄として名を馳せ、母国内外においても名実ともに輝かしいキャリアも持つアジアのトップ選手として、2021-22シーズンに、自身初のBリーグクラブとして滋賀レイクスに入団し、3シーズン通して見せてくれた世界レベルのパフォーマンスや、その立ち振る舞いは、まさに『チームの顔』であったことは、クラブ内外の誰の目にも明らかであったことと思います。特にB1復帰/B2優勝を掴み取ったプレーオフでは、『キーファー・ラベナたる所以』を感じさせる、最高にエキサイティングなパフォーマンスを見せてくれました。クウォーターファイナル第二戦での “30点ゲーム” や、優勝決定戦の最後1秒まで、負傷を負ってまでボールを追って ”ゲームをクローズ” してくれた『滋賀の英雄』に特別な感謝と敬意を表したく存じます」

「B1での新シーズンに向けて、弊クラブとしては当然、最も契約更新のオファーをさせて頂きたかった選手の一人でした。しかしながら、Bプレミア参入に向けて大規模な資金を投じる必要性も、クラブと関係ステイクホルダーの共通認識となっていることから、ラベナ選手のような世界レベルの選手に対して、十分なオファーをすることが出来ないと判断したこともあり退団が決定しております。一方で、移籍先が横浜ビー・コルセアーズさんという、B1でファイナル4に進出した経験も持つ、競争力のあるクラブですので、B1でも優勝を目指してプレーをすることになるであろうラベナ選手と、対戦相手として再会出来ることを今から楽しみにしております。横浜の皆様、ラベナ選手を温かく迎え入れて頂けますと嬉しく存じます。滋賀レイクスに関わる全ての皆様、数々の名場面を振り返り、そして感謝の気持ちを持ってラベナ選手を送り出しましょう!そしてこれからも、ラベナ選手への応援を宜しくお願い致します!Go Kiefer, Go Lakes!」(原SD)

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