港町ならではの仰天授業です。
14日、鳥取県境港市の高校で13日水揚げされたクロマグロ1本をまるまる解体するというなんとも贅沢な実習授業が行われました。
実習室に運び込まれたのは、境港で水揚げされたばかりのクロマグロ。
その大きさ体長1メートル90センチそして、重さは90キロを超えます。
境港総合技術高校で行われたこの授業は地元の水産物について理解を深めることが目的で、食品・ビジネス科の3年生、19人が参加しました。
まずは、割裁人と呼ばれるプロの手で解体。生徒たちがその様子を真剣な表情で見つめます。
そのあとは生徒たちがブロック状になったマグロを切り分ける「さくどり」に挑戦。包丁の使い方などアドバイスを受けながら次々とさばいていきました。
そして、マグロ丼やマグロのカツをはじめ、普段は捨てられることの多い血合いやモツも使ったマグロ尽くしの6品を作りました。
生徒は
「(普段は)アジとかサバとか捌いてます。普段よりも意外と切りやすかったです」
「きのう獲れてたものなので結構新鮮でおいしいなと感じました」
「マグロのカツが一番おいしかったです」
境港水産物地方卸売市場では16日、マグロ感謝祭が開かれることになっていて、高校生が作った団子汁とモツ煮がそれぞれ200食限定で販売される予定です。
境港のマグロをしっかり学んでしっかり味わった生徒たち、大満足な様子で、地元の海の幸への理解を深めていました。