青山(左)を6回途中で降板させ、厳しい表情を見せる西武・渡辺監督代行(撮影・冨永豊)
◆日本生命セ・パ交流戦 西武1―5DeNA(14日、ベルーナドーム) 勝機を無駄にした。同点の6回1死二、三塁で連続失策が絡んで2失点。筒香嘉智を二ゴロに打ち取ったはずが二塁手の滝澤夏央が取り損ね、続く佐野恵太の打席では投ゴロを青山美夏人が一塁へ悪送球した。
先制されたら4勝34敗で、カード頭は12連敗。渡辺久信監督代行は「ある意味自滅っていうか。やっぱりミスすると厳しい」と嘆いた。
苦境の中でも若手が奮起したことは一筋の希望だ。10試合ぶりにスタメン出場した鈴木将平がチームにとって17試合ぶりの〝猛打賞〟となる3安打。9日に支配下選手登録された育成出身ルーキー奥村光一も5回に中前打を放ち、11打席目で初安打と初盗塁をマークした。
「塁に出て走れるのは彼(奥村)の持ち味。あの場面はすごく良かった」と渡辺監督代行。恐れず長所を出す姿勢を増やしたい。(末継智章)