人気絵本の世界、存分に ヨシタケシンスケさん展覧会

ヨシタケさんが描きためたスケッチの数々=金沢21世紀美術館

  ●金沢21世紀美術館で15日開幕

 絵本作家ヨシタケシンスケさんの展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」(北陸放送主催、北國新聞社特別協力)は15日、金沢21世紀美術館市民ギャラリーAで始まる。400点以上のスケッチや原画を展示し、幅広い層から人気を集める作品の魅力をたっぷりと伝える。

 14日は内覧会が開かれ、ヨシタケさんが日常の中で思いついたことを小さい紙に描いたスケッチや、絵本のアイデアを書き出したもの、大学時代の造形作品などが披露された。リンゴを模したボールをキャラクターの口に投げ入れるゲームなど子どもが楽しめるコーナーも用意された。

 ヨシタケさんは2013年に「りんごかもしれない」でデビューし、同作で第61回産経児童出版文化賞美術賞を受賞した。内覧会場を訪れたヨシタケさんは「金沢21世紀美術館という憧れの場所で開催できてうれしい。いろんな世代に楽しんでほしい」と話した。展覧会は7月14日まで。

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