60種類のコケ集めて企画展 とちぎ花センター コケの“調査隊”が生態解説

会場に展示されているコケ

 【栃木】岩舟町下津原のとちぎ花センターで、コケを集めた企画展「コケと植物展 コケと植物調査隊」が開かれている。7月7日まで。

 植物が描かれた大きな壁紙を使って、密林の中にいるように会場を設営。コケの“調査隊”である同センター職員の顔写真入りのパネルを使いながら、「コケに花はない」「植物独特の匂いがある」などコケの生態を解説している。

 展示しているコケは、クジャクが羽を広げているような形の「クジャクゴケ」、ヘビの皮膚のような「ジャゴケ」など約60種類。透明な容器の中に展示したテラリウムの作品もある。

 担当職員の鈴木優(すずきまさる)さん(41)は「身近なコケをよく見てみると面白い部分があり、観察のしがいがあると思う」と話している。

 午前9時半~午後4時半。入館料は大人400円、小中学生110円。(問)同センター0282.55.5775。

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