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「県民の日」の15日、県庁で開かれた県民の日記念イベントで、仮想現実(VR)技術で災害が疑似体験できる防災体験車が一般向けにお披露目された。
県民の防災意識を高めようと、県が導入した。4トン車の荷台部分の座席に座ってVRゴーグルを着けると、災害現場にいるかのような体験ができる。福田富一(ふくだとみかず)知事は「貸し出しも行うので多くの団体に活用してほしい」と呼びかけた。
地震、火災、風水害の3編のうち、この日は地震編の体験が行われた。自宅で震度6強の地震に見舞われる設定で、食器が床に散乱したり棚が倒れたりする映像に合わせて座席が大きく揺れた。
宇都宮市泉が丘小2年浅田都羽(あさだとわ)さん(7)は「こんなに大きな揺れは初めてで怖かった」。母の明花(めいか)さん(31)は「もしもの時に備えて食料品の備蓄を見直したい」と語った。