6年連続トップ10で全米最終日に突入 R・マキロイが3差逆転へ「もうひとつ上にいくために」

ローリー・マキロイはトータル4アンダー・2位タイで最終日へ(撮影:GettyImages)

<全米オープン 3日目◇15日◇パインハースト・リゾートNo.2(米ノースカロライナ州)◇7548ヤード・パー70>

ローリー・マキロイ(北アイルランド)はムービングデーで4バーディ・3ボギーの「69」と伸ばした。首位を走るブライソン・デシャンボー(米国)との差は3打。最終組のひとつ前から、背中を追いかける。

14番まで3つ伸ばし快調にプレーしていたが、15番と17番のふたつのパー3でバンカーにつかまりボギーとした。「本当に難しい土曜日の全米オープンだった。予想していた通りの展開で、ピンポジションはかなりトリッキーだった」とタフな一日を振り返る。だが、そんな難コースはどんとこい。「パインハーストでの試練は大好きだ。すべてのショットに集中しなければならない。全米オープンはこうあるべき。このような大会に出られてうれしいよ」と目を細める。

2019年以降、この世界一決定戦でトップ10を外していない。それは初日のプレー後に話していた“合言葉”、「超安全に、ストイックに」ということを胸に刻んでいるから。この日もそのスタイルを変えることはなく、攻めと守りの駆け引きをしながら、「65」、「72」、「69」というスコアを並べている。

直近では今年5月「ウェルズ・ファーゴ選手権」で勝利し、米ツアー26勝目を挙げた。そのうちメジャー4勝を誇る。だが、最後にメジャータイトルを手にしたのは14年の「全米プロ」までさかのぼる。ロサンゼルスCCで行われた昨年大会では、1打差の3位で最終日を迎えたものの、その差を埋められず2位に終わった。

「最終組にいることは長所と短所があって、もちろん1つ前の組でプレーするのも必ずしも悪くないこと。去年のLACCとほとんど同じポジションで、最終日を迎える。なじみのある位置だし、あしたはもうひとつ上に行くために必要なゴルフをしたい」。大会2勝目、メジャー5勝目をつかみにかかる。

【マキロイの全米オープン成績】
3日目終了時点の順位→最終結果(2019年以降)
2019年 ペブルビーチ 6位→9位
2020年 ウィングド・フット 7位→8位
2021年 トリ―パインズ 4位→7位
2022年 ザ・カントリークラブ 7位→5位
2023年 ロサンゼルスCC 3位→2位
2024年 パインハースト 2位→?

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