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F1ザウバーで今季限りの退団が確実となっている周冠宇(25)が、アルピーヌに〝逆オファー〟した。
周は目立った活躍ができておらず、今季限りでのザウバー退団が確実。他チームにも獲得の動きはなく、F1ドライバーの座から〝クビ〟になると予想されている。
そうした中、英メディア「GPブログ」は周のインタビューを掲載。〝転職活動〟を特集した。
周は「出場枠はまだ空いていると思う」とした上で「アルピーヌについては過去にも話したように、私は常に希望を持っている。それはいつでも選択肢だ。とても良いつながりだ」とまだ来季のドライバーが未定となっているアルピーヌに〝逆オファー〟した。
そして「今では、どのチームともオープンに話ができるようになった。私の将来についてはまだ何も決まっていないが、スターティングラインナップに自分の居場所があるはずだと感じている。私はリザーブドライバーにはなりたくない。1年も休みたくない。1年休んだら、F1に戻るのは難しくなる」と切実に訴えた。
そして同メディアは、周の〝強み〟をこう指摘した。「周がアルピーヌに言及しているのは、おそらく彼が新しい雇用主にもたらすであろう巨額のスポンサー契約があるからだ。その額は3000万~3500万ドル(約47億2000万円~55億円)だろう」。莫大な〝チャイナマネー〟があれば周の獲得に動くチームがあるとみられ、周はそうした巨大スポンサーを交渉のアピール材料にしているというわけだ。
中国人初のF1レーサーとなった周。背後にある巨大市場は、ドライバーを探す各チームにとって魅力的に映りそうだ。