田畑方式 “ご入金のみ” 政治資金パーティー 富山県関係の国会議員にアンケートしてみた

自民党・田畑裕明衆議院議員の政治資金パーティーの案内状で「ご入金のみ」の項目が寄付の呼びかけに当たるのではと指摘されている問題で、チューリップテレビは富山県関係の国会議員にアンケート調査を行った結果「ご入金のみ」項目を入れたパーティーを開催した議員はいませんでした。

自民党、富山1区選出の田畑裕明衆議院議員。今月開催する予定だった政治資金パーティーの案内状に出席・欠席以外に「ご入金のみ」の項目があり、これがパーティーの会費ではなく寄付の呼びかけにあたると指摘されています。

パーティーは中止となりましたが、田畑議員が政治資金パーティーについて回答した文書では…。

回答文書:「入金のみとされた場合でも、ご予定の調整がついたとして当日会場に来られた方もこれまでいらっしゃいました」

過去にも「ご入金のみ」の項目があるパーティーを開いていたことに自ら触れたのです。こうした手法は、田畑議員だけなのでしょうか。

チューリップテレビは田畑議員を除く県関係の国会議員7人に対してアンケ―ト調査を実施。これまで「ご入金のみ」の項目を設けて政治資金パーティーを開催したことがあるかなどを質問しました。

7人のうち政治資金パーティーを開催したことがあるかとの問いに「はい」と答えたのは自民党の野上浩太郎、山田俊男参議院議員ら5人…。

「いいえ」と回答したのは、橘慶一郎、上田英俊衆議院議員の2人でした。「はい」と答えた5人は、「ご入金のみ」の項目を設けてパーティーを開催したことがあるかとの問いに、全員が「ない」と回答しました。田畑議員以外に「ご入金のみ」のパーティーを開催していた県関係の国会議員はいませんでした。

また、政治資金パーティーをことし開催する予定はあるかとの問いには7人全員が「ない」と回答。

このうち、無所属の吉田豊史衆議院議員は開催しない理由について「政治資金に関する議論が行われている最中であるため」としました。

政治資金パーティ―は必要かとの問いには4人が「はい」と回答。上田議員、山田議員は無回答で、野上議員は「国会において政治資金規正法の審議中であり、現在、開催の予定はありません」と回答しました。

政治資金パーティーが必要とした理由について自民党の堂故茂参議院議員は「応援していただく方々とのコミュニケーションを図るためにも必要」、日本維新の会の柴田巧参議院議員は「政治活動の資金を広く浅く集めるためには必要と考える」としています。

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