「時間配分が大変です」調理を学ぶ高校1年生 初めて学年全員分の調理を体験 岩手・盛岡

高校で調理を学ぶ生徒たちの取り組みです。盛岡市の高校で技術に加えてチームワークも学ぶ大量調理の実習が行われました。

盛岡スコーレ高校では毎年、調理を選択する生徒が学年全員分の昼食を作ることで大量調理のノウハウを学んでいます。
19日は1年生27人が班ごとに分かれて、初めての大量調理の実習に挑みました。

作るのは1年生と教員合わせて163人分の昼食です。メニューはごはん、肉じゃが、油揚げと小松菜の味噌汁、浅漬け、オレンジのくし型切りの5品。

下ごしらえは終えていますが、スムーズに進むでしょうか?
(生徒)
「いつもと違うのは人数が多いので、やるときの時間の配分が大変だと思います」
(盛岡スコーレ長岡智典教諭)
「時間配分とチームワーク、声を掛け合ってやることをやらせていました」

全ての班が予定時間より早く調理を終え163人分の料理が完成しました。
(調理選択の生徒)
「ジャガイモの皮を剥いたりとか、量が多いので大変だなと思いました。楽しいと思ったのは みんなと協力していっぱいご飯を作れて楽しいと思いました」

1年生は今後、より難しいメニューの大量調理にも挑戦する予定で、実習で学んだ技術やチームワークは、飲食店や病院、福祉施設などの生徒たちの就職先で生かされます。

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