デング熱、今年2人目の域内感染か

特区政府衛生署は6月18日、香港域内でのデング熱感染とみられる患者について調査を進めていると発表した。同日付政府公報によると、患者は基礎疾患がある54歳の女性で、潜伏期間中に数時間だけ香港を離れたものの、その他の時間はすべて香港に滞在していた。その状況から香港域内で感染したものとみられ、これが今年2人目の域内感染となる。患者は6月6日に発熱し、目の痛みを訴え、同6日に民間のクリニックを受診した後、11日に天水囲医院の救急診療室に入院。同14日に博愛医院に転院して治療を受け、容体は安定している。ウイルス検査でデング熱の陽性結果が出たという。天水囲の団地「天端邨」在住で、同居する家族のウイルス検査は陰性で、症状は出ていないという。当局によると、今年6月13日までに確認された感染例は香港域外で感染した輸入例(潜伏期間中に渡航歴のある患者)が26件、域内感染はこのたび確認された1件を含めると2件となる。

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