与那国町・議会が整備要請の「特定利用空港・港湾」 玉城知事は改めて慎重姿勢示す

沖縄県の玉城知事は21日の定例会見で、与那国町や町議会が推進を求める「特定利用空港・港湾」の整備について問われ、慎重に情報収集したいとの考えを示した。

与那国町はこれまでに、「国民保護の観点のみならず町の自立と活性化のため」として、与那国空港の滑走路と駐機場の拡張、それに大型船の入港を想定した新たな港湾施設の整備推進を繰り返し国に要請しているほか、県に対し「国との建設的な協議」を求めている。

玉城知事は地元にそうした要望があることは承知しているとしたうえで、空港の整備については「需要や、民間航空会社が乗り入れできるか」といった点など様々な観点から検討しなければならないとして、慎重姿勢を示した。

新たな港湾整備についても、「大規模工事であればあるほど事前に慎重な調査を行うべきだろう。与那国町と様々な意見交換を行っていきたい」と述べた。

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