西武、チーム打率1割台は目前まで… 低迷するチームを襲う記録的な打撃不振

オリックスに敗れ、力ない表情の西武・渡辺監督代行(右)(撮影・永田浩)

◆オリックス4―1西武(23日、京セラドーム大阪)

西武の〝記録的貧打〟に歯止めがかからない。わずか4安打で1得点にとどまり、これで18試合連続での「チームひと桁安打」で、チーム打率も22日から1厘下がっての2割1厘となった。

この「・201」という数字は、2リーグ制以降では1962年の国鉄がマークしたプロ野球ワーストのチーム打率と同じ。ちなみにパ・リーグのチームワースト打率は1957年の大映が記録した2割1分3厘、1リーグ制時代にまでさかのぼれば、1943年の大和の1割8分がNPBワースト記録になる。

この日もエース髙橋光成の乱調もあり、前半で4点を追いかける展開となってしまった。「序盤から流れが悪すぎるというか、先にいかれてから逆転するというのが、いつも同じことを言うんだけど、今のチーム状況では厳しいかなというところ」と渡辺久信監督代行。外崎修汰、蛭間拓哉、平沼翔太、佐藤龍世らの故障組、不調のアギラー、コルデロの両外国人が不在の現状だけに、指揮官の苦悩はまだまだ続きそうだ…。

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