古賀紗理那&小島満菜美が大会ベスト6選出! 日本女子バレーOBが感動の声「本当に誇らしい」【ネーションズリーグ】

現地6月23日、バレーボールのネーションズリーグは女子の決勝がタイで行なわれ、日本代表(世界ランク6位)はイタリア代表(同1位)にセットカウント1-3(17-25、17-25、25-21、20-25)で敗れたが、大会初となる銀メダルを獲得した。

優勝にあと一歩届かなかった日本だったが、試合後に発表されたベスト6にチームから2人が選出された。まず、ベストアウトサイドヒッター賞には古賀紗理那が選ばれた。大会全体2位となる272得点を挙げた主将は、声を枯らしながら攻守でチームを牽引した。「サリナ・コガ!」と名前を呼ばれると、「私なの?」というように自身を指さしながら驚きの表情を見せたが、記念品を手渡されて同賞を受賞したシッラ(イタリア)の隣に立つと、満面の笑みを浮かべた。

もうひとりは、リベロの小島満菜美が選出された。ベストリベロ賞として、名前がコールされると、本人もビックリしたような表情を浮かべて、「マジで?」と口元を覆って目を丸くした。表彰台に他のプレーヤーと一緒に並ぶと、ひときわ背の低さが目立ったが、日本が誇る守備の名手がバレーボール最強国を決める大舞台で、堂々とその存在を示した。
古賀と小島のベスト6選出には、代表OBも感動の声を上げていた。この試合のテレビ解説を務めていた女子バレーボールの元日本代表、荒木絵里香氏は古賀の受賞に「文句なし!」と太鼓判を押し、常にチームを鼓舞してハイスコアを叩き出したキャプテンに賛辞を送った。一方、小島のリアクションには同氏もすぐさま反応を示し、「嬉しいですね!本人が一番驚いてましたね」と声を弾ませて喜んだ。

2012年ロンドン五輪では古賀と同じく主将としてチームをまとめ上げ、銅メダルに輝いた荒木氏は記念撮影に収まる世界の精鋭6人のうち2人が日本人プレーヤーという事実に「本当に誇らしいです。嬉しいです」と後輩の勇姿に感動の声を漏らした。

主要国際大会では10年ぶりとなる銀メダルを掴んだ日本。確かな自信を手に入れたチームは、いよいよ7月28日から開幕するパリ五輪に臨む。

構成●THE DIGEST編集部

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