簡易テントや段ボールベッドを組み立て体験 壬生で自治会が独自に防災訓練

防災訓練で簡易テントを設置する参加者ら

 【壬生】地震などの災害に備え、至宝町南自主防災会と同自治会は23日、壬生東小で防災訓練を実施した。

 災害時に地域住民が円滑に防災活動を行えるよう、防災に関する知識や技術の習得を図ることが狙い。午前8時半に大地震が発生し、家屋の倒壊や火災が発生した想定で行われた。

 同自治会員など約80人が参加。同校まで徒歩で避難し、体育館で簡易テントや段ボールベッドなどを組み立てた。消火器や自動体外式除細動器(AED)の取り扱い、カレーの炊き出し方法も学んだ。

 訓練に参加した同校2年橋本和弦(はしもとかいと)さん(7)は「AEDを初めて体験した。かなり力が必要だった」。玉田英二(たまだえいじ)自治会長(66)は「災害発生時には自分を守り、周囲の支援にも回ることが重要。今回の訓練を生かして災害に強い自治会にしたい」と話した。

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