「1月1日以降弟の姿を見ていない」地震で大規模土砂崩れ 石川・輪島市で捜索再開

能登半島地震で大規模な土砂崩れが発生し、1人の行方が分からないままとなっている石川県輪島市市ノ瀬町で、24日から警察などによる捜索が再開されました。

平歩生記者リポート「輪島市市ノ瀬町です。現場では重機を使って土砂を掘る作業が再開しています。」

市ノ瀬町では、垣地英次(かきち ひでつぐ)さん(56)が崩れた土砂に住宅が巻き込まれ、半年近くたった今も行方が分かっていません。

現場では2次災害の恐れがあるとして、3月5日から捜索が中断されていましたが、対策工事が進んだため24日、活動が再開されました。

捜索は警察に加え、国土交通省や復旧作業にあたっている建設業者など40人余りが、重機を使って土砂を取り除く作業にあたりました。

現場では垣地さんの兄・弘明さんが捜索の様子を見守りました。

垣地英次さんの兄・弘明さん「弟の姿を見ていないのは、1月1日から変わらないので、あとはじっと待つのみ」

輪島市内では名舟町と町野町寺山でも2人の行方が分かっていません。

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