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小学生を狙う「声かけ」から児童たちを守ろうと、20日盛岡市の小学校で訓練が行われました。
児童たちは知らない人に声をかけられた時に備えて訓練に臨んでいました。
盛岡市立月が丘小学校で行われた訓練は、県警とコンビニ大手のセブン-イレブン・ジャパンが行っているもので、盛岡市の小学校での開催は初めてです。
20日は1年生と2年生の児童合わせて68人が、ついて「いか」ない車に「の」らないなどの知らない人に声をかけられた時の対処方法、「いかのおすし」の内容を復習してから訓練に臨みました。
「エスゾウくん」は、コンビニエンスストアなどの業界団体が児童が助けを求める場合の目印になるようにと作ったキャラクターで、ポスターは全国のおよそ5万7000店舗のコンビニに貼られています。
訓練は体育館に中にコンビニのレジを再現して行われ、知らない人に声をかけられた児童は、急いで「エスゾウくん」のポスターが貼られたレジで助けを求めていました。
助けを求められた店員は、児童を保護するとすぐに警察に通報します。そして児童たちは落ち着いた様子で、声をかけた人の特徴を駆け付けた警察官に伝えていました。
(男子児童)
「逃げることがわかりました」
(女子児童)
「なんか緊張しました。覚えてこれからもやっていきたいと思います」
岩手県内で2023年1年間に発生した、高校生以下の子どもに対する声かけの発生は330件でした。このうち半数以上の176件が小学生に対する声かけで、警察が注意を呼びかけています。