【中国】低空経済の都市競争力ランク、首位は深セン[運輸]

新エネルギー分野の研究を行う中国のシンクタンク、EVタンクは24日、低空域を活用した経済活動「低空経済」の都市別の競争力ランキングを発表した。首位は広東省深セン市、2位は北京市となり、上位2都市は他都市を大きく引き離した。

中国本土の337都市が対象。インフラ環境、産業発展、イノベーション能力、市場の活力、安全面の監督管理という5分野を数値化してランキングした。

深セン市は70.5ポイントで、インフラ環境と産業発展の分野が高く評価された。北京市は63.8ポイントとなり、イノベーション能力の数値は深セン市を上回った。

3位以下は上海市(48.2ポイント)、広東省広州市(45.7ポイント)、四川省成都市(38.3ポイント)、江蘇省蘇州市(38.3ポイント)、陝西省西安市(37.9ポイント)、江蘇省南京市(33.5ポイント)、安徽省合肥市(31.3ポイント)、浙江省杭州市(31.3ポイント)と続いた。

低空経済とは、ドローンをはじめとする民用の無人航空機と有人航空機を中心に、乗客・貨物輸送やその他の低空飛行活動によって、関連分野の融合的な発展をもたらす経済形態と定義される。製造業、運輸業、総合サービスなどの業種で成り立ち、今後の成長が期待できる分野とみられている。

© 株式会社NNA