ツキノワグマをまたも捕獲 群馬・桐生市で雌1頭 今月1日に同じ場所で雄1頭捕まえたばかり

おりに入っていたクマ

 雌のツキノワグマ1頭が22日、群馬県桐生市梅田町で捕獲された。現場では1日にも別の雄1頭が捕獲されたばかり。関係者は「昔からいたのか増えてきたのかよく分からないが、これだけ捕れるとは」と驚いた。

 今回捕獲された雌は全長120センチ、重さ60キロ。入っていたおりは上部のトタンが壊されていた。現場は同町の梅田ふるさとセンターから北に車で10分程度進んだ場所。近くで林業関係に従事する女性(45)は「前回の雄と全く同じところで捕れたので余計にびっくりした」と話した。地元の猟友会が24日、駆除した。

 ここでの2頭を含めて市内では2024年度、梅田町で3頭、川内、菱、新里の各町で1頭ずつの計6頭が捕獲されているという。市は引き続きおりの設置を進め、目撃情報があればメールで市民に周知するとしている。

 クマを巡っては5月、安中市で住民が襲われてけがを負っており、自治体や県警が注意を呼びかけている。

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