セカオワ、『インサイド・ヘッド2』日本版エンドソングに決定 Saori「本当に光栄です」

SEKAI NO OWARI

8月1日に日本公開

4人組バンド・SEKAI NO OWARIの楽曲『プレゼント』が、8月1日に日本公開されるディズニー&ピクサーの最新作となるアニメ映画『インサイド・ヘッド2』の日本版エンドソングに決定したことが26日、発表された。併せて、日本版本予告映像が解禁となった。

どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界を舞台にした『インサイド・ヘッド2』。日本に先駆け全米はじめ世界で6月14日より順次公開され、オープニング3日間でアニメーション史上世界歴代No.1オープニングを記録し、公開2週目も興行収入No.1となる特大ヒットを記録している。すでに世界興収は約7.2億ドルを突破し、わずか公開10日間で2024年に公開された作品の中で興行収入1位を達成。数々の記録を塗り替える驚異的な歴史的大ヒットとなっている。

これまでさまざまな名作を生み出してきたピクサーが新たに贈り出すのは、大人になると増えていく感情をテーマに、成長して新たな壁に直面する主人公ライリーの物語を描いた大人が泣ける感動作。どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界を舞台に、高校入学という転機を迎えるライリーの頭の中で、彼女の幸せを“子どもの頃から見守る感情”ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリの前に、新たに“大人の感情”シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れ、感情の嵐が巻き起こる。

解禁された本予告編は、高校入学という転機を控えた頑張り屋の少女・ライリーの頭の中に“大人の感情”たちが現れるシーンからはじまる。「私の役割はライリーの将来をシンパイすること」と語るシンパイは、ライリーの将来のために彼女は変わらなければならないと考え、「もう、ライリーにヨロコビたちは必要ない」と感情をコントロールする司令部から、子どもの頃からライリーの幸せを見守る感情・ヨロコビたちを追放してしまう。

大人になると、ヨロコビは失われてしまうのか。ヨロコビたちの代わりにライリーの感情のコントロールを乗っ取った“大人の感情”たちの暴走によって感情の嵐が巻き起こり、ライリーは自分らしさを失っていく。「みんなから見て、いつもすてきな自分でいたい」と頑張れば頑張るほど、親友とすれ違ったり部活でもうまくいかなかったりと、今までと違う自分に戸惑うライリー。誰かと比べて不安になったり、自分ってダメだなと思ったり……ライリーはあふれ出る感情を抑えられなくなっていく。司令部から追放されてしまったヨロコビたちはライリーの自分らしさを取り戻し、救うことができるのか。

さらに、解禁された日本版本予告で流れるのは、SEKAI NO OWARIが歌う『プレゼント』。15年にNHK合唱コンクール中学生の部の課題曲として制作された楽曲で、メンバーのSaoriが葛藤の多かった中学生時代の自分に“プレゼント”したい曲として歌詞を手掛け、レコーディングを中学校で行うなど、大人にも届くように中学生時代を思い出せるサウンドを取り入れた1曲だ。

前作『インサイド・ヘッド』の大ファンだったというSaoriは本作の日本版エンドソングに決まったことについて、「『インサイド・ヘッド』は、私の人生に大きな影響をもたらしてくれた映画でした。頭の中の感情の仕組みが面白く描かれていて、自分の思考を整理するときにも、作中のキャラクターたちをよく思い出していました。『インサイド・ヘッド2』では、私たちの楽曲『プレゼント』を使用していただけると聞いて、本当に光栄です。家族や仲間たちと映画について話せるのが今から楽しみです」と語っている。

友人関係や将来への“シンパイ”から感情の嵐に巻き込まれるライリーに“感情たち”が優しく手を差し伸べているかのように、「ひとりぼっちにさせないから、大丈夫だよ」という歌詞が、Fukaseの優しく力強い歌声で印象的に響き、心が温かくなる。ライリーと同じように感情の嵐を抱えながらも毎日頑張っている、あらゆる世代の心に優しく寄り添い、失敗したことや上手くいかないこと、今つらいと思うことも、きっといつか自分の人生の「プレゼント」なんだと思える日が来るという楽曲のメッセージが、『インサイド・ヘッド2』のテーマと合致していることから日本版エンドソングに決定した。

ケルシー・マン監督は本作について「この映画は、自分自身を受け入れることをテーマにしています。欠点があっても、ありのままの自分を愛すること。愛されるために完璧である必要はない。それがこの映画の根底にあるテーマです」とメッセージを寄せている。ENCOUNT編集部

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