海水浴シーズンを迎えます。水難事故に備えて玉野市の渋川海水浴場で岡山県警による救助訓練が行われました。
「人が溺れています。水上オートバイと泳いでいる人がぶつかったような感じでした」
訓練は水難救助にあたる警察官の連携強化と救助技術の向上を目的に毎年実施しているものです。今回の訓練は「遊泳者と水上オートバイが衝突し、2人が沖に流された」という想定で行われました。
はじめに玉野署と笠岡署の救助の船が現場にかけつけ、水難者2人のうち1人を助け出しました。
このあと県警のヘリコプター「わしゅう」が到着し、もう一人の水難者を発見すると目印となるマーカーを投下。これを頼りに水難者を救助していきました。
岡山県警によりますと、きのう(26日)までに県内で起きた水難事故は昨年より4件多い12件発生し9人が死亡しています。
(岡山県警地域課 杉田理佳次長)
「水難事故が起きた時にどのような対応をするかという合同訓練をしております。これでお互いの動きが確認出来て一人でも多くの方を救助し、多くの水難事故を防いでいきたいと思います」
訓練が行われた渋川海水浴場は来月(7月)13日に海開きが行われる予定で、岡山県警は遊泳安全区域の外では泳いだり、遊んだりしないよう呼び掛けています。