九州新幹線長崎ルート未着工区間の新鳥栖-武雄温泉(佐賀県)の整備方式を巡る国土交通省と佐賀県の協議に関し、中村法道知事は、両者の協議が始まった場合、「在来線や地方負担の問題など佐賀県と連携できるものは協力関係を構築しつつ、フル規格による整備の実現に力を注ぎたい」と述べた。
八江利春議員(自民・県民会議)に答えた。
国交省は1月、フル規格前提での協議に反発する佐賀県に譲歩し、ミニ新幹線なども含め五つの方式での協議入りを同県に提案したが、同県は態度を保留している。
答弁で中村知事は、「国交省が佐賀県との調整に真摯(しんし)に対応している」として、現時点では状況を注視する考えを示した。
長崎県知事「フル規格実現に注力」 国交省と佐賀県協議巡り
- Published
- 2020/03/04 11:40 (JST)
- Updated
- 2020/03/04 11:46 (JST)
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