インフルエンザ激減 県内、流行期入らず コロナ対策や観光客減が要因か

© 株式会社長崎新聞社

 長崎県内でインフルエンザの患者が例年に比べて激減している。通常は年明けから本格的な流行が始まり、2月中旬ごろにピークを迎えるが、今シーズンは定点医療機関当たりの1週間の感染者報告数が「1」を大きく下回り、流行期にも入っていない。県は新型コロナウイルスへの感染防止対策や海外からの観光客減少が要因とみている。
 県によると、県内70の定点医療機関から1週間ごとに感染者数の報告を受け、1医療機関当たりの感染者数を算出。今シーズンは12月中旬の「0.06」が最高で、直近の1月4~10日の1週間は「0.04」。前年同期は「20.99」だった。昨年度の学年閉鎖、学級閉鎖はシーズン通してそれぞれ81件と144件だったが、本年度はいずれもゼロ。
 厚生労働省によると全国の傾向も同様で、1月4~10日の定点医療機関当たりの報告数は「0.01」。患者数は計73人で、前年同期の6万4553人から激減している。
 県の担当者は「新型コロナの感染対策として普段からマスクを着け、消毒やうがい手洗いが習慣となっている。海外からの観光客が減少し、インフルエンザウイルスの持ち込みが減っていることも要因とみられる」と話す。今後の流行見通しについては「現時点では立てられない」としている。