2年連続で輸出プラス 佐世保税関支署

 佐世保税関支署は22日、2020年の管内貿易概況を発表した。輸出は主力の船舶類が増加し、前年比1.5%増の1449億6400万円で2年連続のプラス。輸入は石炭や液化石油ガス(LPG)が減少し、同8.6%減の1143億3500万円で2年連続のマイナスだった。
 輸出の船舶類は、同1.4%増の1421億7500万円。前年より4隻多い52隻で、全て貨物船だった。輸入は19年12月から松浦市の九州電力松浦発電所2号機(石炭火力)が営業運転を開始したことに伴い、石炭が過去最高の約1016万トンに増加。一方、単価下落により、前年よりも価格は減少した。
 同支署は昨年12月の管内貿易概況も発表。輸出は船舶類が増加し、前年同月比13.4倍の64億6100万円で2カ月ぶりのプラス。輸入は同4.4%増の131億6300万円で9カ月ぶりのプラスだった。

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