平和への思いあふれる高校生募集 「第24代大使」県内締め切り4月13日

熱意ある高校生の応募を呼び掛ける平野さん(中央)=長崎市役所

 市民団体「高校生平和大使派遣委員会」は15日、第24代高校生平和大使の募集概要を発表した。全国から約20人を選び、8月にスイス・ジュネーブの国連欧州本部に派遣する。県内の応募は4月13日締め切り。
 平和大使は1998年から毎年派遣され、2001年以降は全国の高校生が集めた核廃絶の署名を国連に届けている。昨年は新型コロナウイルスの影響で渡欧を断念。国内やオンラインでの平和活動に取り組んだ。コロナの状況次第だが、今年は昨年分の署名も持参し、8月14~21日に国連などを訪問する予定。
 派遣委の共同代表、平野伸人さんは、支援団体関係者と市役所で会見し、求める人材について「平和への思いが強く、熱意と粘り強さがある人」と説明。1月に核兵器禁止条約が発効した節目の年の活動について「若者が世界を変えるスタートライン」と語った。
 選考会は16都道府県で実施。県内では4月18日に長崎市、同25日に佐世保市で開く。希望者は氏名、学校名、学年、住所、電話番号をはがきなどに明記し、〒850-0057、長崎市大黒町4の16、平和活動支援センターの「高校生平和大使募集係」へ。

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