豪海軍フリゲート艦が横須賀出港 北朝鮮の「瀬取り」警戒

横須賀基地

 補給のために海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)に寄港していた豪海軍フリゲート艦「バララット」が2日、同基地を出港した。5月29日に入港し、停泊中は新型コロナウイルス感染防止対策のため乗員は上陸しなかった。

 防衛省によると、同艦は5月中旬から、北朝鮮が国連安保理決議による制裁を逃れるために海上で船から船へと積み荷を移し替える「瀬取り」と呼ばれる手法で行う密輸の警戒監視活動を日本周辺海域で展開している。

 北朝鮮の瀬取りに対しては、これまでに自衛隊に加えて米、英、仏などが警戒監視活動を実施している。

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