高卒者の町内就職促進へ 求人票の早期提出要望 新上五島町商工会

松尾局長から協力依頼の文書を受け取る増田会長(左)=新上五島町、町商工会

 長崎県五島振興局と新上五島町、五島公共職業安定所(ハローワーク五島)が合同で2日、高卒者の町内就職促進への協力を町商工会に依頼した。
 県によると、町内の高校を今年3月に卒業した生徒のうち14人は町内で就職したが、約9割は町外で就職、進学した。新規高卒者の多くは例年7月中に応募企業を決めるため、ハローワークへの求人票の早期提出や若者が島に定着したくなる魅力的な職場環境づくりを会員企業に呼び掛けてほしいと求めた。
 松尾信哉局長と浦田重利副町長、濱村謹市所長の3人が同町青方郷の同商工会を訪問。依頼書を受け取った増田博会長は「町内での就職希望があれば、大事にしてかなえてやりたい。町内は小さな企業が多いのも実情だが、企業側の努力も必要。お願いしていきたい」と話した。

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