大谷10K無四球快投で2勝目 守護神が1点のリードを死守

【マリナーズ2-3エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスの大谷翔平は「2番・投手」で今季5度目の投打同時出場。打撃面は2打数0安打1四球に終わったが、投球面ではJ・P・クロフォードに3号先頭打者アーチを浴びながらも6回76球を投げて被安打4、奪三振10、与四球0、失点2の好投を見せ、今季2勝目(1敗)をマークした。奪三振10は今季自己最多タイ、無四球の登板は自身初。打率は.255、OPSは.902、防御率は2.76となった。

大谷は先頭打者アーチを浴びたあとに3者三振を奪うなど、2回までに5奪三振。3回表は先頭のテイラー・トラメルに二塁打を浴び、一死三塁からクロフォードの犠飛で2点目を失ったが、エンゼルスは直後の3回裏にジャスティン・アップトンの12号2ランで同点に追い付いた。4回裏にはホゼ・ロハスの3号ソロで勝ち越しに成功し、大谷は6回表に2つの三振を奪って今季2度目の2ケタ奪三振に到達。2勝目の権利を持ったままマウンドを降りた。

大谷とともに勝利の立役者となったのが守護神ライセル・イグレシアス。1点リードの8回表無死満塁という絶体絶命の場面でマウンドに上がり、マリナーズの上位打線と対戦したが、ミッチ・ハニガーを一塁へのファウルフライ、カイル・シーガーとタイ・フランスを連続三振に仕留めて見事にピンチを脱出。9回表も続投し、ジェイク・フレイリーをセンターフライ、ジャレッド・ケルニックと代打ホゼ・ゴドイを連続三振に抑え、大谷の今季2勝目を守り抜いた。

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